防災用井戸
~災害時の非常水として威力を発揮する井戸~
井戸は防災に強い!
災害時の非常用水として、個人や地域で災害用井戸の需要が高まっています。
大規模な災害時には、ライフラインが遮断され、長期間にわたって水の確保ができず、被災者が大変不便な生活を余儀なくされるなど、水道の不通が現実的な脅威として広く認識されています。
このため、昨今、防災用の井戸を設置する学校や公園、地域の避難場所に防災用井戸を設置する事例が増えています。
今後、30年以内に70~80%で発生すると言われている南海トラフ巨大地震対策においても、飲料水のほか生活用水(洗濯、トイレの排水に使用するための水)の確保が課題となっています。
震災等で上下水道が破損した場合、インフラ設備の復旧には多大な時間を要します。たとえ飲料水が確保されていても、それを生活用水に転用できる程の備蓄は難しいのが現状です。
水道が使用できなくなっても、防災井戸を備えておけば水を確保することができます。また、防災井戸は非常時のためだけでなく、日頃の有効な節水対策としても利用できます。
ご家庭や地域に防災用井戸を設置しませんか?
株式会社川本製作所四国支店<http://www.kawamoto.co.jp>
当社がお勧めする防災井戸のかたち
①普段は手押しポンプ側の弁(下図左側 ボール弁②)を閉めて家庭用ポンプを利用し、右側の家庭用ポンプ側の弁(下図右側 ボール弁①)を開いて生活用水として使用します。
②災害時、停電等で家庭用ポンプが使用できなくなった場合、右側の家庭用ポンプ側の弁(下図右側 ボール弁①)を閉め、左側の手押しポンプ側の弁(下図左側 ボール弁②)を開け、手押しポンプを利用して井戸水を使用します。
このような防災時に威力を発揮する井戸の施工をおすすめします。もちろん現在の井戸を、防災井戸に切り替えることも可能です。
株式会社川本製作所四国支店<http://www.kawamoto.co.jp>
まずは、使用用途・ご要望をお聞きし、過去の豊富な地下水・工事データから検討した上で、ご予算等に応じた適切な井戸構造をご提案させて頂きます。また、揚水試験時に採水したサンプルを専門機関に持ち込み水質の検査を行います。
万が一、水質検査の結果、飲用に適さないと判定された場合は、家庭用浄水装置により飲料水として使用することができます。
普段、庭への散水や洗車・洗濯等の雑用水として使用されている場合でも、災害時には簡易の浄水装置により飲料水として利用することも出来ます。