地盤補強工事

基礎設計と補強工事

調査・解析の結果、地盤補強が必要となった場合でも、地盤状況や立地条件、経済性を十分に検討し、最適な対策工法のご提案から施工までを一括して行います。

支持層の深さと工法

支持層の深さによって基礎の形状や様々な地盤補強工事が検討されます。







 

良好地盤は直接基礎

  • 【布基礎】

Tの字を逆にした断面形状の鉄筋コンクリートが連続して設けられた基礎のことです。


  • 【ベタ基礎】

基礎の立ち上がりだけでなく、底版一面が鉄筋コンクリートになっている基礎です。家の荷重を底版全体で受け止め、面で支えます。


  • 【深基礎】

敷地に高低差があったり、道路より敷地が高い、あるいは敷地の一部を削って高低差のある駐車場を作りたい、などの場合に効果的な基礎です。様々な状況に応じて多様な形状があります。



(逆Tタイプ)



(L型タイプ)



(テーパータイプ)


 

地盤補強の一般的な工法

【表層地盤改良】

セメント系固化材と現地発生土を攪拌、混合、転圧し、安定処理地盤を構築する工法

適用地盤 ●軟弱地盤がGL-2m以浅に分布している地盤
       ●改良深度以深に有害な沈下の可能性がない地盤が分布していることが条件


長所 ・全国的に適用事例が多い
・改良状況が目視確認できる
短所 ・水位が高い、粘土質の地盤の場合は施工性が悪い
・残土が発生する
・施工後養生期間が必要


改良工事

①表層部分を掘削します。


改良工事

②セメント系固化剤を入れます。


改良工事

③固化材と土をむらなく混合攪拌します。


改良工事

④転圧して均一に締固めます。


改良工事

④ ②~④を数回繰り返します。


改良工事

⑥建築完了。

 

【湿式柱状改良工法】

改良機により、地盤に柱状のセメント系改良土を作成し、家屋の荷重を支持させる工法

適用地盤 ・軟弱地盤がおおむねGL-1.5~8m以浅に分布している地盤
     ・改良深度以深に有害な沈下の可能性がない地盤が分布していることが条件
     ・固化不良が生じる恐れがない地盤


長所 ・全国的に適用事例が極めて多い
・表層地盤改良工法と比較して深い深度に対応
短所 ・編土圧が発生するため、擁壁際での施工は不向き
・残土が発生する
・施工後の養生期間が必要


①固化材をスラリーで注入しながら攪拌翼で 拡販し、支持層に達するまで掘削します。

②攪拌しながら攪拌翼を引き上げます。

③ ①~②を繰り返します。

④建築完了

 

【小口径鋼管杭工法】

杭打ち機により、地盤に鋼管を挿入し、鋼管にて家屋の荷重を支持させる工法

適用地盤 ・杭径の130倍以下、おおよそ深度20mまで適用可能
     ・改良深度以深に有害な沈下の可能性がない地盤が分布していることが条件


長所 ・全国的に適用事例が極めて多い
・湿式柱状改良工法と比較して深い深度に対応
・既製品を使用するため、品質が安定
・養生期間が短い
・支持層に達する工法であるため、圧密沈下も防止
短所 支持層が深いケースが多く、高額になりやすい

①鋼管の杭を回転させながら地盤に貫入させます。新しい杭を溶接によって継ぎ足しながら、支持層に達するまで回転貫入させます。
②同じように必要本数を貫入させます。
③建築完了

 

ピュアパイル工法

施工機により、セメントのみで杭を構築し、家屋の荷重を支持させる工法

適用地盤 ・おおよそ深度10mまで適用可能
     ・地盤は砂質土、粘性土、腐植土層でも適用可能


長所 ・現場発生土と混合しないため、柱体の強度にバラツキが少ない
・湿式柱状改良工法と比較して、残土がほとんど出ない
短所 ・施工後養生期間が必要
・地中障害物等がある場合の施工は困難

①地盤を側方に押し広げながら掘削ロッドを回転させ、目標深度に達するまで掘削します。
②セメントを吐出しながら引き上げます。
③ ①~②を繰り返します。
④建築完了

 

上記以外にも様々な工法に対応できます。

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