公益社団法人地すべり学会関西支部「2023年度技術研究集会」萌芽的技術研究の部

令和5年6月1日、事業部調査課の下郡主任が「公益社団法人地すべり学会関西支部:2023年度技術研究集会 萌芽的技術研究の部」にて発表を行いました。
本発表会は若手技術者・研究者の成長を目的として、業務や研究で行っている新しい取り組みを気軽に発表・意見交換を行うものです。
発表内容は「施工中のアンカー工を対象としたアンカー荷重観測事例」として、施工中のアンカー工に対して、荷重計による連続的なアンカー荷重の観測を行い、アンカー工の健全性や地すべり活動の有無を評価した事例を紹介しました。
発表者である下郡主任は、朝から緊張で落ち着かずソワソワした様子でしたが、いざ発表が始まると表情が引き締まり、言葉の抑揚やスピードに非常に気を使っている様子が伝わってきました。


端的に分かりやすくまとめられた内容も相まって、なんと「優秀発表賞」を受賞!

下郡主任に今の心境を聞いたところ

「あまり携わったことない分野の発表だったため、ほぼ一からの勉強となり、発表準備中は焦りと緊張の毎日でしたが、多くの方にサポートをいただきながら精一杯頑張ったおかげで良い成果を出すことができました。これからも今回のような学会発等、いろんなことに積極的に挑戦していきたいです」

とのことでした。
今後も会社をあげて、技術向上のため学会発表を積極的に行ってまいります。



ロードボランティア活動

弊社では、2012年から「高知県ふれあいの道づくり支援事業」のもと、道路空間や地域環境の向上を図ることを目的に偶数月に、事業所周辺道路の清掃活動を行っています。


  

活動範囲は、県道弘瀬高知線沿いで、南側は高知自動車道高架橋下、北側はみづき団地入口までの約500m区間を2班に分かれ始業開始時間から1時間程度行いました。


以前に比べると、タバコの吸い殻が減ったように思いますが、その分、マスクが落ちているのが散見されます。


   

今後も、ボランティア活動の活性化及び道路を中心とした地域環境の向上を目指して活動を続けてまいります。


次回は、6月の第3週を予定しています。



弊社の安全パトロールについて

弊社では、安全委員会(8名)による定期的な安全パトロールを実施しています。
令和5年度の基本方針と活動方針は以下の通りです。

基本方針

①    無事故
②    無違反
③    無災害

活動方針

①    不安全行動防止の徹底
②    交通事故災害防止の徹底
③    毎日の危険予知活動の実施
④    自社安全パトロールの実施

以上の方針を掲げ、会社を上げて「安全第一」に心掛けています。

安全パトロールでは、主に以下の項目について確認を行っています。

       

① 危険予知活動表が掲示されているか!



② 駐車している車両に輪止めをおこなっているか!



③ 周囲にボーリングの現場であると注意喚起するために「関係者以外立入り禁止」が表示されているか!



④ ボーリング機械については、動力回転部にカバーを設置しているか!



⑤  機械使用の責任者の明示をしているか!



⑥    虫刺されや切り傷、擦り傷対策に救急箱が常備されているか!



⑦ 消火器も現場に常備するようにしています!



   

晴れてる日があれば、雨の日もある、風の強い日もあれば、風のない日もある、どんな状況においても現場での事故がないように社員一同、安全第一を心がけて日々現場作業に打ち込んでおります。

『人命最優先、労働災害0』を目指してかんばります!



『四国技術フォーラム2022in徳島』で受賞しました

技術事業部 調査課の宮下です。

令和4年10月26日に徳島で開催された「四国技術フォーラム2022in徳島」「高知平野の沖積層における変形係数EとN値の関係」という題目で発表をさせて頂きました。

   

技術フォーラムではたくさん方々が参加されており、前日は自宅で何度も練習を行いましたが、当日はとても緊張しました。
そのかいもあってか、発表を行ったセッションⅠの部門で『優秀発表』を受賞することができました。


今回の受賞は、会社の皆様からのご指導、ご協力のおかげと考えています。また、発表会では貴重なご意見も頂けました。
このような賞を頂けたこと、受賞の報告ができること、大変うれしく感じております。




愛媛大学大学院連合農学研究科から博士(農学)を授与いただきました~中島 昇~

3月20日に愛媛大学農学部において「学位記授与式」が開催され、愛媛大学大学院連合農学研究科から博士(農学)の称号を授与いただきました。

中島が、このようなご報告ができるのは、多くの方々にご支援いただいたからです。心より感謝申し上げます。


博士課程のテーマは、「0次谷で生じる土砂流出への対応」です。0次谷とは、簡単に言うと谷の赤ちゃんです。あまり目立たない小さくてやや不明瞭な谷地形ですが、大雨に伴う土砂流出で交通が阻害されたり、場合によっては人家が土砂に飲まれ、人命が失われる大きな被害も発生しています。このような小さな谷は、全国の斜面に数多く存在しますが、全ての0次谷で土砂流出が生じるわけではありません。研究では、土砂災害の防災・減災を目標に、土砂流出が生じる0次谷の抽出法の確立に取り組みました。

 
 
仕事と学業の両立は、想像していたよりもずっと大変なものでした。志半ばで心が折れそうになることが何度もありましたが、高知大学の原教授はじめ、研究室の仲間、社会人ドクターの先輩に励ましていただきました。地研の皆様にも遠方での調査に同行いただくなど、ご支援いただきました。今後も「0次谷」の研究は継続し、土砂災害の防災・減災に携わることで、皆様から受けた恩義に報いたいと考えております。




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