【平成23年東北地方太平洋沖地震や令和6年能登半島地震のような災害は日本中どこでも起こりますか?】
結論から言うと,日本中どこでも起こる可能性はあります。日本で生活する場合は,常に地震が起こるものと考えて,住まいや備蓄品の備え,避難場所や避難経路の確認など,防災意識を高めておくことが大切です。
地震は,地下で起きる岩盤の「ずれ」により発生する現象です。海のプレートが沈み込むときに陸のプレートを地下へ引きずり込んで歪み(ひずみ)がたまり,それを解消するとき地震が起こります(図-1)。地震には大きく3つに分類されます。陸のプレートが海のプレートの引きずりに耐えられなくなり,跳ね上げられるように起こるのがプレート境界の地震です。陸域の浅い地震は,陸のプレート内で活断層がずれて起こる地震で,前者と比較すると地震の大きさは小さいものの,人々の生活圏で発生するため,大きな被害を伴うこともおおいです。また,沈み込むプレート内の地震は,陸から遠いところで発生する場合は,津波を伴うことも少なくありません。
日本は4つのプレートがせめぎ合う場所で,その境界付近を中心にいたるところで地震が発生しています(図-2)。地震の分布図をみても,1960~2011年の約50年間でも日本列島を覆うように地震が発生しています。また,気象庁によれば,2011~2024年の約14年間のマグニチュード6以上の地震は世界で1,971回発生していますが,その16.6%の328回は日本で起こっています。日本は世界でも有数の地震大国で,地震災害のリスクが高い地域となりますので,地震に対する備えを継続しましょう。
図-2 日本付近のプレートの模式図と地震の分布図
出典)気象庁ホームページ(2026):地震発生のしくみ,「地震が起こるのはなぜ?」より