東日本大震災第二次調査二日目の報告です。
大船渡市の調査後、釜石市唐丹町小白浜地区、本郷地区へ赴きました。
こちらの2地区へ向かっている間にも家屋の被害や三陸鉄道南リアス線の橋桁の被害も確認し、その被害の甚大さを改めて感じさせられました。
釜石市唐丹町 小白浜地区
瓦礫の撤去開始が遅かったと思われ、6月6日時点では、写真の状況です。
被害範囲が広いことが、復興への足がかりを妨げる要因になっている状況と感じました。
その様な状況の中、新規の建築物を建設していました。
二日間で回った中で、新しい建築物を建てていることに気がついたのが、この小白浜地区だけであったこともあり、その強さに感銘を受けました。
釜石市唐丹町 本郷地区
道路盛土を津波が越えており、盛土背後の本郷地区が大きな被害を受けております。
以上が益社団法人 地盤工学会四国支部会員で編成された東日本大震災第二次調査団で所属した調査班で回った箇所となります。
TVやネット画像、新聞、雑誌等で見たことよりも、現地で見て感じたことが言葉にできないような感覚でした。被災者に対して「がんばろう」と言っても、本当にがんばっていけるのだろうかと思ってしまうくらい、生活のすべてを津波によって破壊されている状況です。
それでも前を向いて進んでいる被災者の強さを感じ、その思いを自らにフィードバックし、小さな力ですが、今後の防災への取り組みに少しでも貢献できるようがんばってまいります。
岡村