第39回(平成28年度)高知県地盤工学研究会 講演会

 先日の平成28年10月24日に(公社)地盤工学会四国支部高知県地盤工学研究会と高知工業高等専門学校の共催で、「第39回(平成28年度)高知県地盤工学研究会 講演会」が開催されました。
 講演プログラムは以下の通りでした。

 1.「熊本地震に関する現地視察報告」
  高知工業専門学校 名誉教授 多賀谷 宏三先生
 2.「熊本地震での地盤の液状化被害」
  高知工業専門学校 教授 岡林 宏二郎先生




 プログラムからもわかるように、今年4月に2度の震度7の揺れが発生した熊本地震の被災状況に関する講演でした。多賀谷先生からは、地盤と構造物の被害およびその関係について、岡林先生からは、建築物の被害と地盤の液状化被害についての御講演でした。
 熊本地震の報道ではなかなか見られない多くの貴重な被害状況写真や、専門家の視点による様々な被害状況考察など、非常に多くのことを学ぶことができました。

 (公社)地盤工学会四国支部高知県地盤工学研究会は毎年講演会・見学会等、様々な催しを開催しております。
 是非、皆様方の参加をお待ちしております。

 岡村



10月15日 工石山登山ワークショップ

2016年10月15日(土) 晴れ
工石山に登りました。
今回、コースを階段が多めの北周りから行き、南の頂上で食事。
帰りは、『シャクナゲ路』(残念ながら季節やないため咲いてはいませんでした。)や天然のオオサンショウウオが生息しているほどの綺麗な水源が残っている『サイの河原』の南周りへ…


天気も快晴やったんで、白鷲岩で撮った写真は綺麗でした!




第55回(公社)日本地すべり学会研究発表会及び現地見学会


平成28年8月22~25日、第55回(平成28(2016)年度)(公社)日本地すべり学会研究発表会及び現地見学会が高知県で開催されました。


全国から、土砂災害の研究者・専門家が514名参加されました。






前大会までの開会式では大会実行委員長や前年度の優秀研究発表者による特別講演が行われていましたが
今回は「特別企画」として「防災教育を通した地域防災力強化への支援」と題した事例発表が行われました。


元・四万十町立十川小学校校長 松岡雅士先生


本山町立吉野小学校 5・6年生の皆さん


いの町立神谷中学校 中学2年生の皆さん


防災教育に取り組んでいる小中学校の中で、特に精力的に活動されている事例が紹介され、
読売新聞地方版にも掲載されました。
地すべり学会員は、普段は科学者・技術者の立場で防災に取り組んでいますが
教育関係者や子ども達の目線で実践されている防災活動成果に、大きな刺激を受けました。




また、弊社からは3編の論文を発表しました。
学会員の皆様からの質疑、大変勉強になりました。



意見交換会で楽しい時間を共有した340名の皆様、またお会いしましょう!


文責:嘉茂



2016 株式会社 地研の安全大会


6月17日、今年もまた四国ガス㈱ピポット高知ショールームをお借りして、弊社の社内安全大会を開催しました。
本年度は第13回になり、協力会社さんを含め参加者は39名でした。
昨年同様、午前中は高知市消防局協力を得て、救命救急講習を約3時間実施しました。
消防司令の吉村さんをはじめ森田さん、松尾さんの実務講習でした。


救命された実例


心肺蘇生法


AEDの使い方


午後は、昨年度の安全パトロール結果報告や本年度の安全方針、現場マナーについての
講演がありました。




今年の基本方針無事故・無違反・無災害
 今年の安全活動方針
1.地下埋設物事前調査実施の徹底
2,毎日の危険予知活動の実施
3.自社安全パトロールの実施         です。

 平成28年度も協力して全員、無事故・無災害でがんばろう!!

P.S 新体制になって、初の安全大会でした。
「安全第一」という考え方は、言葉を変えれば「人間第一」であるように思います。
「人が働きやすい職場にするからこそ、仕上がりや品質も維持・向上できる」と思います。

安全衛生委員 井上



「平成28年(2016年)熊本地震調査速報会」

 5月17日(火)に高知大学メディアの森(図書館)で、私も調査団の一員として参加した「平成28年(2016年)熊本地震調査速報会」が開催されました。
 まず、今回の熊本地震でお亡くなりになった方々へご冥福をお祈りするとともに、負傷された方々、発災から1カ月が経った今なお避難生活を送られている皆様には心からお見舞い申し上げます。
 今回の調査団は、産官学が連携を取った他県ではあまり例のない画期的な班構成となりました。調査は発災直後の4月中旬と5月上旬の2回実施し、土木・建築構造物の被害や土構造物と斜面災害、液状化とため池の被害、医療支援活動、ライフラインと、多岐にわたる初動調査を実施しました。このうち私は、5月6日~8日の第2段の調査に参加し、斜面災害を担当しました。
 報告会では、産官学それぞれの担当者が各々の立場から現状の報告と南海地震に対する高知の課題が報告され、弊社からは中根が土構造物と斜面災害の「斜面災害」のパートを担当しました。
報告会は定員100名のなか、150名ほど来られていたようです。私の印象として、公官庁職員や土木系コンサル企業のみならず、地域の自主防災組織の方など一般の方々が多く来場されていたことに、今回の報告会の関心の高さを改めて感じました。
 地震災害での斜面災害調査は初めて行なったのですが、通常の雨による斜面災害とは異なる特徴を有していることを知るなど、非常に得るものが多くありました。今回の教訓を踏まえ、来たる南海地震のために、ひとつでも多くの課題を解決できるように努力したいと思います。

文責  田中





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