2月21日に(一社)四国地質調査業協会高知支部の主催で、「平成28年度 技術研修会」が開催されました。
本研修会は、初心者から中級者を対象とした現地研修会で、今年度から4年間で、「地すべり調査がマスターできる現地研修会」が計画されています。
今回はその第一回目、「地形・地質、ブロック区分、調査計画」が研修テーマです。
研修では、県・市町村・民間企業からの参加者62名が8班に分かれ、現地踏査、資料取りまとめ、発表を行いました。
これは研修場所となった高知県長岡郡大豊町西川地区の地すべり全景です。
私たちの班は、まず地すべりの対岸に渡り、全景と地形図を見比べながら、西川地すべりの地形・地質的な特徴、現地踏査時の着目点を学びました。
現地踏査では、構造物の亀裂、木の根曲り、斜面の押し出し、湧水、家屋の傾きなどの変状を確認しました。この時、案内人のベテラン技術者が丁寧な説明をして下さったので、私たち初心者にもわかりやすかったです。
また、様々な年代の方との交流も新鮮でした。
そして、現地踏査で構造物の変状をじっくりと観察し、班員同士で積極的に意見を交わす時間は大変有意義でした。
現地踏査後は会場へ移動し、班ごとに資料の取りまとめを行いました。
取りまとめでは、踏査結果から推定した地すべりブロックについて意見交換を行い、地すべり調査平面図・断面図を完成させました。
取りまとめ後は各班の代表者による成果発表を行いました。
8班の発表者は若手ということもあり、私が発表しました。
最後の発表になり、大変緊張しましたが、何とかやり遂げることができました。
終わった後の手汗がすごかったです。
最後に告知です!
来年度の研修テーマは「ボーリングコア鑑定(物理探査)、地質断面図作成」です。
今回の研修のように、皆さんとコミュ二ケーションを取りながら知識を深めていきたいです。
多くの方のご参加をお待ちしております。
宮下