宅地の地盤調査ってどんなことするの?

一般的には次の3種類の調査があります。
1)スウェーデン式サウンディング試験
現在、宅地調査に最も用いられる調査で、先端にスクリューのついた鉄の棒を重りと回転により押し込んで行く調査です。回転数により地盤の強さを判定します。
ボーリング調査と比較して、機械器具も小規模であり、調査時間も数時間~半日と短く、お手軽な調査といえます。
ただし、硬い地層や石に当たって止まってしまうため、その下の調査ができないのが欠点です。非常にやわらかい粘土の地盤やゆるい砂の地盤では、ボーリング調査等が必要となる場合があります。



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2)ボーリング調査(標準貫入試験)
機械器具を用いて地盤に穴をあけ地層を調べる調査です。機械の搬入、足場の組立等を伴うことから、調査期間は 1日~数日かかります。
特徴としては、「土が採取できる」「深い調査が可能」「各種試験が可能(地盤の強度、地下水等)」等が挙げられます。
やや規模の大きな家屋の場合や厚い粘土の沈下の問題、地震時の液状化の問題などでは、ボーリング調査を用いることが多いです。



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3)表面波探査
地盤の表面で人工的に地震波(振動)を発生させ、その伝わりの速さを測定する調査です。伝わりの速さから、地盤の強さを判定します。調査時間は短く数時間程度で完了します。最大探査深度は20m程度とされていますが、深くなるほど調査精度は低下します。
直接的に地盤強度を測定しないことから、スウェーデン式サウンディングと併用されることも多いです。




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