技術事業部 調査課の宮下です。
令和4年10月26日に徳島で開催された「四国技術フォーラム2022in徳島」で「高知平野の沖積層における変形係数EとN値の関係」という題目で発表をさせて頂きました。
技術フォーラムではたくさん方々が参加されており、前日は自宅で何度も練習を行いましたが、当日はとても緊張しました。
そのかいもあってか、発表を行ったセッションⅠの部門で『優秀発表』を受賞することができました。
地研ブログ
技術事業部 調査課の宮下です。
令和4年10月26日に徳島で開催された「四国技術フォーラム2022in徳島」で「高知平野の沖積層における変形係数EとN値の関係」という題目で発表をさせて頂きました。
技術フォーラムではたくさん方々が参加されており、前日は自宅で何度も練習を行いましたが、当日はとても緊張しました。
そのかいもあってか、発表を行ったセッションⅠの部門で『優秀発表』を受賞することができました。
3月20日に愛媛大学農学部において「学位記授与式」が開催され、愛媛大学大学院連合農学研究科から博士(農学)の称号を授与いただきました。
中島が、このようなご報告ができるのは、多くの方々にご支援いただいたからです。心より感謝申し上げます。
博士課程のテーマは、「0次谷で生じる土砂流出への対応」です。0次谷とは、簡単に言うと谷の赤ちゃんです。あまり目立たない小さくてやや不明瞭な谷地形ですが、大雨に伴う土砂流出で交通が阻害されたり、場合によっては人家が土砂に飲まれ、人命が失われる大きな被害も発生しています。このような小さな谷は、全国の斜面に数多く存在しますが、全ての0次谷で土砂流出が生じるわけではありません。研究では、土砂災害の防災・減災を目標に、土砂流出が生じる0次谷の抽出法の確立に取り組みました。
仕事と学業の両立は、想像していたよりもずっと大変なものでした。志半ばで心が折れそうになることが何度もありましたが、高知大学の原教授はじめ、研究室の仲間、社会人ドクターの先輩に励ましていただきました。地研の皆様にも遠方での調査に同行いただくなど、ご支援いただきました。今後も「0次谷」の研究は継続し、土砂災害の防災・減災に携わることで、皆様から受けた恩義に報いたいと考えております。
先日、『会社紹介動画』制作のため撮影を行いました。
暑い中、制作会社の方々や従業員のみなさんにご協力いただき、撮影スタートです。
コロナ禍ということもあり、安全に撮影を行えるよう感染対策をしながら、短時間でスピーディな撮影が行われました。
就活生のみなさんや転職をお考え中の方にも、会社見学をしている感覚でご覧いただき、
地研の魅力や雰囲気をみなさまにお届けできればと思います。
社員インタビュー等もありますので、どうぞ完成をお楽しみに~!
中島です。
現在、仕事をしながら社会人学生として斜面防災に関する研究も行っております。
先日、(公社)日本地すべり学会関西支部が主催する若手研究発表会「若手が実践する新技術(萌芽的技術研究の部)」に参加し、研究内容を発表させていただく機会を頂きました。
発表会では、今後の研究に対する貴重な意見をいただくとともに『優秀発表賞』を受賞することができました。
今回の受賞は、高知大学の原教授、地盤防災学研究室の皆様からのご指導・ご支援、また社内の協力があったからに他なりません。
斜面防災の研究は途中でありますが、このような賞をいただけたこと、受賞の報告ができること、大変うれしく感じております。
みなさんこんにちは、Web委員の下郡です。
建設コンサルタント業は「技術力」が命。弊社では学会や講習会等への積極的な参加を奨励しているほか、社内でも年に数回の勉強会を開催し、会社を挙げて技術力の研鑽に努めています。
今回は、社内勉強会として5月24日に実施した「トンネル施工現場見学会in四万十市」をご紹介させていただきます。
ちなみに、あまり知られていませんが、高知県は国・都道府県道のトンネル箇所数が「日本で3番目に多い県」なのです。
その数なんと266箇所!(※参考:国土交通省「道路統計年報2021 トンネルの現況」より)。
弊社でも以前よりトンネル建設前の地質調査や、トンネル施工中の地質確認などのお手伝いをさせていただいておりますが、やはり以前に比べて、トンネル建設数も減少してきており、現状では、若手社員の多くがトンネルの施工現場を実際に見たことがないというような状況にあります。
そのような中、「掘削中のトンネルを見学させていただける」という大変貴重な機会を頂きました。
見学会前日には、事前勉強会としてトンネルの施工方法やボーリング調査の概論、現場の地質・施工状況等について講義が行われました。
翌日の見学会当日、高知市内から車を走らせること約2時間。四万十市に建設中の「口屋内トンネル」に到着!!
坑口だけでも、スケールの大きさに圧倒されます!
計画延長1.84kmのトンネル内部にいよいよ突入です。
トンネル切羽(坑道先端部)までは徒歩で移動します。
途中、巨大な機械や設備がいろいろ置いてあり、それを見ているだけで圧倒されます。
今回の見学会では、工事の監理をされている田邊・轟・杉本特定建設工事共同企業体「武内様」が施工現場の案内をしてくださいました。
巨大な機械や設備についても、どのように使いながら作業を行っているかも聞くことができました。
トンネル切羽に到着!
ここでは、切羽で作業している方が
施工方法や現在の施工状況について、
詳しく説明してくださいました。
口屋内トンネルは「NATM工法」を用いて、トンネルの孔壁にロックボルト(補強用の鉄筋)を挿入し、トンネルが土圧で崩れないよう、更に、孔壁や切羽はモルタル吹付で補強しながら施工されているとのことでした。
掘削はドリルジャンボというトンネル掘削用専用の重機で行われていました。
ドリルジャンボは、掘進はもちろん、爆薬の設置、モルタル吹付作業、掘進先の地盤状況確認等、様々な役目を果たす万能重機です。
普段目にすることはほとんどなく、ドリルジャンボの前で写真を撮る社員も多かったです。
若手社員を中心に質問が盛んに飛び交っていました。
若手社員の地質調査方法を抜き打ちチェック!
ベテラン社員の厳しい目が光ります(笑)
今回の見学会では、貴重なトンネル施工現場を見ることができただけでなく、施工される方々の工夫やご苦労をお伺い据えることができ、とてもよい経験を積むことができました。
トンネル建設事業では、施工前から詳細な地質調査が行われます。脆い地質が分布していないか、湧水は発生しないか、周辺に地すべり地形はないか等々、問題となる地形・地質の見落としは、事業に大きな影響を与えるだけでなく、施工者の方や共用後の利用者の方を大きな危険に晒すことになります。我々地質技術者の責任は重大です。
ですが、それだけ大きな“やりがい”がある仕事、とも言えます!
今後とも弊社一同、技術の研鑽に努めてまいります!
見学会実施にあたり、トンネル施工を実施されている田邊・轟・土居特定建設工事共同企業体関係者の方々には
ご多忙の中、大変お世話になりました。この場を借りて、御礼申し上げます。