第4回学ぼう災『塚ノ原地域防災フェア』
私の住んでいる高知市塚ノ原地区の4回目となる地区防災訓練(フェア)を、11月6日(日)10:00~12:20に高知市立旭中学校で行いました。
この塚ノ原地区は、位置的に高知市の北西部にあり標高約14~60mの山地・谷底平野に約1200世帯が住んでいます。
当日は、曇り模様の天気で雨が降らぬ事を祈りながらの実施となりましたが、約270人の来場があり何とか最後まで雨も降らずに盛大に終えることができました。
旭中学校吹奏学部の演奏
1曲目は、「ラジオ体操」を演奏。演奏を聴きながらみんなでラジオ体操をして体をほぐしました。
防災標語入賞者表彰式
地区の校区である、旭小学校と横内小学校の生徒に募集していた「防災標語」の入賞者の表彰を行いました。
子供の自由な発想と防災意識の高さが伺える標語がたくさんありました。
過去3回は、『遊ぼう災』というネーミングにしていましたが、今回は4回目なので『学ぼう災』に変えて実体験を取り混ぜた防災訓練となりました。
実消火器による操作訓練
実際に消火器を使った事がない人が大勢いて、大人に交じって子供も参加してくれました。
防災資機材(ジャッキ・カナテコ・チェーンソー等)の操作訓練(協力:マルニ旭店)
普段なかなか使うことがない道具の使い方を教わっていました。
煙体験用テント
テントの中は、真っ暗(真っ白?)でバニラ味?の煙が立ち込め、手さぐりで出口に出ました。
炊き出し訓練
1回目から行っている炊き出し訓練です。
この炊き出しは、自宅にあるカセットコンロとアルミの鍋で無洗米を使って炊きました。
参加者は、これなら被災して電気がなくても家でご飯が炊けると言っていました。
(炊けたご飯は、おにぎりにして配布しました。とってもおいしかった。)
体育館の下はピロティは雨が降っても大丈夫なので、いろんな催しが開かれました。
大人だけでなく、子供もたくさん参加体験してくれました。
救急救命(AED)講習(協力:高知生協病院)
毛布による担架づくり
防災グッズ、非常食の展示と販売(協力:マルニ旭店)
昨年は、試験的にカンパンと非常食ご飯(水でもできるピラフ、炊き込みご飯)の試食と販売を行いました。
今回は、好評につき防災グッズの販売も併せてマルニさんにお願いしました。
東日本大震災のビデオ上映
東日本大震災のビデオ上映には、実際に現地での活動をされた話を聞きながら真剣に見ていました。
防災キャラクター人形劇上演
高知県の防災キャラクターを使って人形劇をしました。小さな子供も楽しく見ていました。
玄関前駐車場では、はしご車体験乗車やパトカー体験乗車、絶叫大会、水消火器の操作訓練も行われました。
はしご車体験乗車
子供達は、ドキドキわくわくしながら乗車していました。後で自分の子供(小4)に聞くと「高くて怖かった。消防署の人はあんな高い所で消火活動するのはすごい」と言っていました。
最後に
今回もたくさんのスタッフの方や後援、協力を頂いた方有難うございました。
この地区は、次の南海地震が来ても地形・標高的に津波の心配はありません。
しかし、急傾斜地崩壊危険箇所や土石流危険渓流・区域に該当します。
(高知県HP:高知県土砂災害危険箇所マップ参照。)
そのため、毎年各地でおこるゲリラ豪雨等による斜面崩壊や土砂災害の心配があるので、今後はこのような災害にも対応できる訓練を盛り込んだ防災訓練計画を立てたいと思います。
また、毎回たくさんの子供が参加してくれることが非常にうれしいことです。
これからは、この子供達を一人でも多くの防災リーダーに育てれる環境と教育(共育)も進めていけたら幸いです。
スギッピー
主催:塚ノ原町内会防災会連合会
後援:旭西部まちづくり推進会議、旭地区町内会連合会、旭地区地域安全推進協議会、旭中学校、旭小学校、横内小学校
協力:高知市、高知市消防局、中消防署、旭消防分団、高知警察署、日赤高知県支部、高知生協病院、マルニ旭店