先日、9月30日に広島市で行われた「日本応用地質学会 中国四国支部」主催の「平成23年度研究発表会」へ参加してきました。
研究発表会では、口頭発表の方もさせていただき、また、様々な研究発表を聞き、様々なことを勉強させていただきました。
口頭発表の内容は、弊社並びに株式会社相愛、社団法人全国地質調査業協会連合会、NPO法人地質情報整備活用機構、NPO法人ASP・SaaS・クラウド コンソーシアムの5者共同で行いました高知県高知市域のボーリングデータベースに関する報告をしました。
高知県では、近い将来に南海地震が発生し、それにより被害が発生します。その様な状況の中、高知県高知市で、地盤の情報であるボーリングデータを一つのHPにまとめて公開しております。そのデータを利用して高知市の地盤モデルを作成し、想定されている南海地震(高知県モデルマグニチュードM8.4)が発生した場合、どのような地盤災害が発生するかを検討し、その検討結果も公表しております。
また、併せてH15年度に高知県が策定しましたハザードマップや各種防災情報、防災情報発信サイトのリンク先等も確認することができます。
HP・・・ 高知地盤災害関連情報ポータルサイト
このHPは3.11東日本大震災発生前に検討を行ったことから、今後は、巨大地震に対応する検討も必要ですが、概略は確認できるかと思われます。
今後は更にボーリングデータを追加することにより、地盤モデルをより詳細にし、地域防災の基礎データとしての信頼性を高めていく予定です。
岡村