どんなところに地下水があるの?
地下水とは、降水などが地中に入ったのちに、地盤の空隙や岩盤の割れ目を通って、標高の高い所から低い所に流れている水のことです。つまり、地下水がより多くある、あるいは流れている地盤とは、空隙が大きい地盤や割れ目の大きい岩盤となります。
地下水の構造
出典:https://www.wellthy.co.jp/water/safety/より
地盤は、粘土・砂・礫から構成されており、空隙が大きいのは一般には礫や砂です。
つまり、粘土層ではなく、礫や砂を主体とする地層には地下水があると言えます。この地下水が流れている層のことを「帯水層」と呼びます。この「帯水層」を見つけることが、地下水を探るひとつのヒントになります。
岩盤は、その構造が複雑であり、割れ目を見つけることは非常に困難です。
したがって、岩盤の割れ目にも地下水はありますが、その水を採るには多くの調査が必要となります。