どんな所に家を建てたら安心?

家を建てる場合、まず重要なことは、どこに建てるかということです。利便性や土地の価値、確保できる敷地、様々な条件を考慮して選定されることと思いますが、まず地形を考えて、硬くて安全な土地を選んでいただきたい。それは地形に現れます。
一般的なことになりますが、地形で考える安全な宅地についてお答えします。
ここでは、山から海にかけて模式図に示す12種類に地形を区分しました。



地形模式図
出典:日本建築学会「小規模建築物基礎設計指針」,p.11,2009

A.山地・丘陵   ○
山地とは標高500m以上の比較的険しい山間部であり、丘陵はそれより低くなだらかな地形です。硬くて安定した岩盤が比較的浅く分布していることから、宅地としては良好な地盤です。ただし、山際は要注意です。

B.崖錐(ガイスイ)   △
崖錐とは、丘陵や山地の山裾に斜面や崖から崩れ落ちた岩塊や土砂がたまってできた地形です。未固結で締まりが悪く緩い土砂で構成される場合があり、あまり良好な地盤とは言えません。ここも山際は要注意です。

C.段丘(台地)   ○
砂利を主体とする比較的安定した地盤であり、段々の平坦面を形成しており宅地化されやすい所です。宅地としては良好な地盤です。

D.扇状地   ○
山地から平坦地に広がる出口付近の地形です。砂や砂利で作られた地盤で比較的良好な地盤が多いようです。

E.自然堤防   △
川が運んできた砂や砂利によって作られた帯状の高台です。砂や砂利からなることから、比較的良好な地盤の場合が多いようです。ただし、地震時の液状化に注意が必要です。

F.後背湿地    ×
自然堤防の背後にできた低平地です。粘土地盤であり地盤沈下を発生させる可能性の高く宅地には不向きです。

G.谷底低地・おぼれ谷 ×
谷底低地は、山地丘陵地の谷部に川が運んできた粘土や砂がたまって、平坦となった地形です。またおぼれ谷は、小さな川の出口が大きな川の堆積物でふさがれた地形です。どちらも軟らかい粘土がある地盤で宅地には不向きです。

H.旧河道   ×
昔の川が埋められた地形です。地盤沈下や液状化の恐れが強いことから宅地には不向きです。

I.三角州   ×
川が運んできた粘土や砂が河口付近に堆積し、上流に頂点をもつ三角形の低く平らな地形です。地盤沈下や液状化の恐れが強いことから宅地には不向きです。

J.海岸砂州・砂丘   △
砂州は海流により海岸に沿ってできた微高地であり、砂丘は風が砂を吹き寄せてできた丘です。どちらも砂の地盤であり、地盤沈下に対しては安心ですが、地震時の液状化に注意が必要です。

K.堤間湿地   ×
浜堤と浜堤の間にできた湿地帯です。水を多く含んだ粘土や腐った植物からなる非常に軟弱な地盤であり、宅地には不向きです。

L.潟湖跡(干潟・干拓地)   ×
砂州や砂丘の背後の湿地帯です。軟弱な地盤である可能性が高く、宅地には不向きです。

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